額 本山神社
笠木 3本継ぎ
貫 3本継ぎ
柱 2本継ぎ
合併する前の大島村の文化財にこの鳥居は指定されています。前回の天降神社の説明板よりは正確に記されています。寛永13年(1636)第3代平戸藩主隆信(宗陽公)と長男の鎮信公の親子2人でこの鳥居を奉納しています。隆信公はこの時46歳で翌年亡くなり、鎮信公が4代目藩主を継いでいます。鎮信公は当時15歳ですから元服して間もないころで、お披露目の意味合いもあり、父親があちこち連れ歩いていたのではないでしょうか。
この鳥居と天降神社の鳥居は形も石材も全く同じに見えます。ということは、天降神社の説明板の年代では合いません。この年親子の殿様が同時に寄進したとすればぴったり合いそうです。
この神社には現在神主は不在でお祭りの時は天降神社の宮司さんがされているそうです。以前はもちろんおられて大島村の村長さんをされていた時もあったそうです。高校の同期生、南一美君(故人)の実家だったと聞き改めて鳥居を見直しました。
大島へ渡るにはこのフェリーに乗ります。200トンばかりですが、乗客は僅かばかりで車も普段は少しだけです。車検証を見せなくてフェリーの切符が買える珍しいところです。
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