7.1.2志自岐宮(しじきぐう:壱岐市石田町南触)
笠木 3本継ぎ
貫 1本
柱 2本継ぎ
額 志自岐宮
建立 元禄8年(1695年)
この鳥居の前は狭い道路を隔てて、海岸の崖になっているので陸上からは正面の写真を撮る事はできません。海岸のすぐそばなので、強風にさらされて、痛みもひどいようです。貫も見た目には他の石材と同じように古びていますが、元禄時代に細くて長い材料を使ったものはありませんから、かなり昔に修復したものと思われます。柱には文字らしいものはありますが、全く判読できません。
この神社の入り口には、風格がある立派な石燈篭が1組あります。海岸すぐというのに痛んでいないのは、かなり新しいものかもしれません。
石田町で最も有名な人は、松永安左ヱ門と思いますが、若い人にはなじみがないかもしれません。明治から昭和にかけて「電力王」とか「電力の鬼」と言われた人です。その生家は松永記念館として一般に有料で公開されています。
氏は福岡市電(後の西鉄電車)の創設者の一人で、その電車が廃止された時、壱岐に持ってきて記念館の中に展示されています。
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