笠木 3本継ぎ
貫 3本継ぎ
柱 2本継ぎ
額 聖母大明神
建立 延宝4年(1676年)
鳥居の奥に見える石垣は海岸にあり、風や波から神社を守るように見えます。漁港のそばにあり、漁村独特の狭い道路を挟んで民家が密集している中にあります。よく整備されたたたずまいに海で働く漁師たちの信仰心みたいなものも感じました。普通「聖母」と書けば、「せいぼ」と読みますが、この地にはキリスト教とのかかわりは聞きません。「しょうも」と読ませて神社の名となっているのにはどんないわれがあるのか知りたくなりました。
壱岐名勝図誌・可須村勝本浦に描かれているのと現在もあまり変わらない雰囲気があります。農村と違って、港周辺に民家が軒を連ね漁船が係留されている様は変わらないのではないでしょうか。漁船は櫓漕ぎや帆からエンジン付きになり、屋根は瓦やコンクリートに代わっていても。この図にある石垣はほとんどその当時のものではないでしょうか。
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