2012年8月27日月曜日

1・5高薗(こうそね)神社

1.平戸島(5)高薗神社(平戸市木引町)
    額     「高薗大明神」
    笠木・貫 ともに3本継ぎ、柱は2本継ぎ」
    建立年  安永五年(1776)

 文字は違っても発音は同じ「神曽根(こうそね)」ダムのすぐ近くにあります。海岸線に近いところ、海抜0メートル地帯でここまで海水がきています。

 右の柱に安永五年と読めます。この時代は甲子夜話を書いたことで有名な、平戸藩9代藩主清(静山)公の代に当たりますが、殿様がかりではなく「奉寄進 氏子中」とあります。いまは寂しそうな農村風景ですが、鳥居を建立したころは魚や鯨などもとれて浜は賑わっていたのではないでしょうか。

 最近新しく建てられた、拝殿内には昭和15年に中国に攻め入った日本軍の様子を書いた絵馬が掲げられています。それにしても、海岸近くで北風も強いところでしょう、鳥居の注連縄が垂れ下がっているのが痛々しく感じました。






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