笠木 3本継ぎ
貫 3本継ぎ、柱の両側は折れてなくなっている
明るい日差しの強い日に訪れたので、海岸線に近いこの神社は南国ムードに溢れていました。道路一つ隔てて海岸ですから、内海側といえども強風にさらされることが多いと見えて、あちこち石材に痛みが出ています。柱石の風化もひどく、文字は読むことができません。しかし、平戸史によると寛文元年(1661)建立ということですから、鎮信公が寄進したものと思われます。350年以上前のものということになります。その間には、ものすごい台風に見舞われたことは何十回もあったことでしょう。
それにもかかわらず、鳥居から社殿の周りにかけて槙の木などの巨木が鬱蒼と茂っています。ナタオレノキというのもあるそうですが、ナタが折れるほど硬い木というのでしょう。錆びた錨も境内に置いてあります。海難事故が昔あったのではないでしょうか。
相浦港の対岸の煙突は九州電力の相浦火力発電所です。原子力発電所が止まって最近はフル運転が続いています。
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