鎮信鳥居みて歩記
平戸藩内独特の鳥居です
2013年7月29日月曜日
7.4.1①本宮八幡神社
7.4.1①本宮八幡神社(勝本町本宮西触)
笠木 3本継ぎ
貫 3本継ぎ
柱 3本継ぎ
額 八幡神社
建立 元禄2年(1689年)
この神社には鎮信鳥居が2基あります。こちらは江戸期も元禄時代に建てられ、表参道にあります。全ての石材が3本継ぎで造られていますから最初のものがそのまま残っているのでしょう。林の中にあり、台風などの強風にも耐えてきたものと思われます。
2013年7月22日月曜日
7.3.12覩上(とがみ)神社
7.3.12覩上神社(芦辺町湯岳本村触)
笠木 3本継ぎ
貫 3本継ぎ
柱 2本継ぎ
額 覩上宮
建立 寛永元年(1624年)
この神社の読み方も難しいですね。それでもパソコンで調べたら出てくるので、こんな字もあるのですね。
壱岐にある鎮信鳥居では石田町の天満宮とともに最も古いものです。この時代は鎮信公の先代の隆信公の時になります。
壱岐の石造り鳥居の最も古いものは、石田町の筒城八幡神社の元和7年(1621年)のものが1基だけ残っているそうですが、これは明神鳥居形式です。
2013年7月15日月曜日
7.3.11塩釜神社
7.3.11塩釜神社(芦辺町箱崎諸津触)
笠木 2本継ぎ
貫 1本
柱 1本
額 塩釜大明神
建立 天保11年(1840年)
海岸に沿った小さな集落の山手の傾斜地に神社はあり、鳥居の前後は狭い階段があります。江戸末期に建てられた鳥居としては、武生水(郷ノ浦町)の天満宮と同じ頃で、笠木が2本継ぎというのも同じです。明神鳥居が流行って来た頃に建てられた貴重な鎮信鳥居です。
明治になって神社はみんな名前を変えた時、ここはそのまま大明神のままです。
2013年7月8日月曜日
7.3.10寄(より)八幡神社
7.3.10寄(より)八幡神社(芦辺町諸吉本村触)
笠木 3本継ぎ
貫 3本継ぎ
柱 1本(継ぎなし)
額 寄八幡宮
建立 元禄10年(1697年)
壱岐島の東端、長者原崎の近くにあります。半島の突端辺りですから、海風の強いところでしょう。今では埋め立ても進んできていますが、昔は海岸そばだったのでしょう。鳥居の斜め後ろに回ったら、柱には支えの石柱が両側ともきっちり付いています。これで、台風にも耐えることが出来たでしょう
ここまで来る途中、
はらぼけ地蔵
という聞きなれない看板をずいぶんみました。付近の食堂にもこの名を付けたところがあります。寄八幡神社の案内は全くありません。
海中にあるはらほげ地蔵
この付近には小島が多く、青島には橋が架かっていて新壱岐発電所があります。煙突が大きいので原油の火力発電所と思いましたが、所員に聞いたらディーゼルエンジンの内燃力発電所だそうです。
2013年7月1日月曜日
7.3.9興(こう)神社
7.3.9興神社(芦辺町湯岳興触)
笠木 3本継ぎ
貫 3本継ぎ
柱 2本継ぎ
額 興神社
建立 寛文7年(1667年)
この神社も壱岐島内陸部にあり、鳥居もほとんど痛んだ所がありません。柱には鎮信公の名前がはっきりと分かります。
その後建てられた新しい明神鳥居もあり、地域の人に大切にされている神社のようです。
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