額 大明神
笠木 3本継ぎ
貫 3本継ぎ
柱 2本継ぎ
この神社は小値賀町の中心地、港からも近いところにあります。左の柱には「元禄三年」と建立年が読み取れます。1690年ですから鎮信公の次の平戸藩5代目棟公の時のものです。この神社には石の鳥居が3基ありますが、真ん中の二の鳥居がこの鎮信鳥居です。一の鳥居と三の鳥居は明神鳥居です。
〆縄が取り付けられているのは一の鳥居だけです。普通は鳥居が三基あれば三本の〆縄を付けるのに、省略されたのは漁師と町家が中心の集落では人手が足りなかったのか、稲わらが不足していたのか、今後はこんなところが増えるのではないでしょうか。都会ではビニール製の〆縄も見られるようになりましたから。
小値賀の港へは佐世保港からフェリーでおよそ2時間です。
高速船も出ているのでもっと早く行くこともできます。小値賀には飛行場もあります。
数年前には定期便が飛んでいました。現在の飛行場は閉鎖さているのではなく、休眠状態というところでしょうか。ヘリポートとして急病人の為に使うこともあるそうです。小型のチャーター便があれば使うことが出来るとの話でした。自転車で通りかかったので開いている正門から中へ入りましたが、滑走路へは入り込む事はさすがに出来ないみたいですが、事務所には人影が見えました。