2012年12月3日月曜日

5.1天降(てんこう)神社

5.的山(あずち)大島(1)天降神社(平戸市大島村神浦)
                   額      天降神社
        笠木     3本継ぎ
        貫      3本継ぎ
        柱      2本継ぎ


  平戸島のすぐ北にある大島にフェリーで渡ったのは東京から久しぶりに遊びに来た高校時代の仲間と大島の仲間の所へ行ってみようということでした。大島には風力発電所も出来ているのでその写真を撮り、あわよくば昔の平戸藩内だから鎮信鳥居もあるのではなかろうかと期待もしていました。昼ごろ着いて島に一軒だけある食堂で鯛茶漬けを食った後、古そうな神社の前を通りかかったとき、長い階段の上に鳥居があるので途中まで登ったらありました。まさしく鎮信鳥居です。立派な説明板もあります。説明板の年代1717年は鳥居建立とは少し違うようです。鯨漁は生月が有名ですが、それよりも早く大島で始められていて、説明板にある鯨組の井元弥七左衛門が石燈篭を奉納したのがこの年でしょう。それよりももっと早く鳥居は建てられたと思います。

 
   神社の登り口に「勘定場の井戸」というのがあります。その当時の漁のためのものでしょう。
  夕方になり大島の友人、関東屋という旅館を経営していますが、その宿にお世話になった時、大きなイセエビの生き作りには驚きました。実にいい味でした。翌朝の味噌汁にもこの伊勢海老がドンと入っていました。喰い終わった頃、前日鳥居の話をしていたからでしょうが、元教育委員会に勤めていたという郷土史家が玄関に尋ねてこられました。話を聞くと、大島にはもう一つ鎮信鳥居があるとのことです。来週その鳥居に付いて書きます。






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