2012年12月24日月曜日

6.2沖の神島神社

6.小値賀島(2)沖の神島神社
 小値賀島本島の地の神島(こうじま)神社と向かい側の野崎島にある沖の神島神社を合わせて「神島神社」というのが正式名称だそうですが、本島の神社を単に神島神社と一般に言われているそうです。
        額     神嶋宮
        笠木    3本継ぎ
        貫     1本
        柱     3本継ぎ
        建立    延宝8(1680年)
  地の神島神社の鳥居と沖の神島神社の鳥居は海を隔てて向かい合っている配置になっています。こちら側が南に面しているため台風の被害も大きかったようで、貫の部分は壊れてしまったのでしょう現在のものは鉄筋コンクリートになっています。それも中央部分のコンクリートがはげ落ちて錆びた鉄筋がむき出しになっています。
 この島に行くためには連絡船も出ていますが、便数も少なく鳥居の所へ行くのはガイドなしでは行けそうもありません。港から漁船をチャーターして船の上から写真を撮りました。鳥居のすぐそばに波止場を作った時の記念碑がありますが、荒れていて今では船を付ける状態ではありません。鳥居に〆縄もなく最近では本島でまとめてお祭りがされているのではないでしょうか。
 鳥居は海岸にありますが、神社はこの上の山の中にあります。

  大きな石(王位石とよばれています)の下に屋根だけが見えているところが神社(跡?)です。
 
 
 この島には数百人の人が住んでいた時もあったそうですが、10年ほど前に無人島になりました。しかし、小値賀町では観光に力を入れ、野崎島自然学塾村を閉校になった小学校を利用して宿泊施設として使っています。


 
夏場には自然体験を求めて大勢の人が来ているそうです。この島には隠れキリシタンの流れをくむ教会も立派に残っています。
 レンガ造りの旧野首教会です。世界遺産登録を目指す長崎の教会群のひとつです。




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