2012年12月17日月曜日

6.1(地の)神島(こうじま)神社

6.小値賀(おじか)島(1)地の神島神社
 小値賀島は五島列島に位置していながら、宇久島と共に北松浦郡にありました。他の五島列島は南松浦郡でした。平成の合併により、宇久町は佐世保市に合併されました。江戸時代までは、小値賀は平戸藩に、宇久は五島藩に属していました。隣の島でありながら、昔から仲が悪かったと言われています。今回の合併の時も、宇久が佐世保に行くなら小値賀は行かないとの話がもっともらしく言われています。しかし、両方の漁業協同組合は合併していますから、今はそれほど仲が悪いのではないのかもしれません。
        額     神嶋大明神
        笠木    3本継ぎ
        貫     3本継ぎ
        柱     3本継ぎ
  小値賀島本島の最も古い神社の一番古い鳥居がこの鳥居です。神社の祠は上段にあるけれどこの鳥居は急な崖の海岸に近いところにあります。
  小値賀町教育委員会の資料では寛文6年(1666年)、平戸藩主は鎮信公の時に建てらたそうですが柱の文字は判読できません。それにしても台風の直撃はこの間に数え切らないほどあった事でしょうが、途中で補修はあったでしょうが、完全な形で残っているのが不思議な感じがします。
 
  階段の上から見たら波打ち際にあるようにも見えますが、波しぶきはかかっても海水に浸かるところではありません。写真上方の島は小値賀町の野崎島で、数年前まではかなりの人が住んでいましたが、現在は無人島です。野生のシカがかなり増えているそうです。
  

  

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